南海の小島である わが島でも郷土料理として親しまれている「ラフテー」ですが、家によって様々な味わいの違いがあります。
中には料亭の角煮を超えるような超絶激ウマなものもあり、季節行事の際等は 主役級のメニューになっています(^^♪
自分でも何度か作ってはみたものの、なんせ工程が多くめんどう・・
そんなラフテー作りを超簡単に しかも料亭の味を超えるようなレシピは作れないものかと画策してきたのですが、
そのかいあって 良い感じのレシピが仕上がってきました!
今まで本格ラフテーを さんざん食べてきましたが、長年 島暮らしの自分的から見ても
正直言って自分史上最強の美味しさです( ゚Д゚)!!
ちなみにコスパ的にも激安です♪
有名料亭の1/10価格で仕上がる逸品! 自分へのごほうびとして豪快に頂く幸せ(´▽`)
目次
- 材料
- 作り方
- 簡単・激ウマの秘密
- ラフテー活用法
- おまけ
材料
必要な材料
1, 豚バラ肉ブロック 1kg
2, 濃口醤油(甘口) 140cc
3, 玉ねぎor生のパイン(すりおろしておく) 150g
4、 黒糖(粉末) 大さじ5杯
5, ショウガチューブ 小さじ2杯
6, 味噌(菌が生きてるタイプ) 小さじ2杯
7, ヨーグルト(無糖) 大さじ2杯
8, カツオとコンブの合わせダシ粉 8g
9, 長ネギ 大きめ 1本(4cmに切り分けとく)
10,しいたけ粉 10g
11, ミリン 340cc
必要な機材
● 炊飯器
● ゴムベラ(タレを移す時などあると便利なくてもOK)
● フォーク(肉に穴あけする)
● かなり大きめのボウル(肉をタレに漬ける時使います)
● ティッシュ(使い終わった器具に付いた油を冷めて固まる前に、ふき取ってから洗うと超・楽です)
● オタマ(炊き上がり時に油をすくいとる)
● フライパン(焦げ防止加工が良い、ノーマルでもOK)
■ 材料選びのポイント
・ 豚バラブロックは赤身と脂身がミルフィーユ状に交互に層になっている物がおいしい
(油身:赤身の比率はお好みで若干変えてもOK)
・ パインは生で(酵素の力で肉を柔くする目的があるので)
・ 玉ねぎとパイナップルどっちがいいかと言えば好み次第で、玉ねぎは料亭風の仕上がり。
パインは子供が好きそうなマイルドで自然な仕上がり(柔らかさは違いません)
・ 味噌は菌が生きているタイプ(冷蔵庫で漬けこむ際に菌が活躍してくれます)
・ ヨーグルトは無糖で殺菌加工していないもの(漬け込み時に菌の活躍で肉を柔くする為)
作り方
1,豚バラのブロック肉を1辺5~7cm位の大きさに切り分ける
2,肉をフォークでウラ・オモテ、両面めった刺しにする
3,フライパンをコンロにかけ、超強火でブロック肉の上下左右の全面を軽く焼き色をつける。
(肉のうまみを閉じ込め、香ばしさを出す目的なので中は生のままほんの表面だけ焼き色が付けばOK)
4,続いてタレ作り。材料欄に書いてある材料2~10番を大きいボウルに入れてよく混ぜる(玉ねぎorパインはすりおろして)(長ネギは4cmに切り分けて)
5,先ほど焼き色を付けた肉を ↑ のタレに混ぜ込んで冷蔵庫で 2時間付け込む
6,漬け込み終わったタレ & 肉 にミリンを混ぜ込む
7,炊飯器に全ての材料を投入 → 玄米モード + 高温保温設定 で炊飯開始!
8,炊飯が炊き上がったら開ける → 油とタレ・肉 の層が分かれていると思うので 静かに下部のタレ・肉の層だけ優しくヘラなどで軽く揺らして脂分やアクを分離させる → 3分程 保温 放置 して、上部の油・アク層をオタマで すくって捨てる。
9,あとは1時間以上、高温 保温モードのまま放置(煮込み効果)して完成!
簡単・激ウマの秘密
● 砂糖ではなく黒糖を使うことでメッチャコクのある島料理風に仕上がります。
● 3大うまみ成分を全て含むことで旨味がなんと30倍に増幅する!! ↓
① グアニル酸 : しいたけのうまみ成分
② イノシン酸 : カツオのうまみ成分
③ グルタミン酸 : コンブのうまみ成分
シイタケはダシのもと ではなく原木粉末がいいです!
自分は大分県産の原木シイタケ粉を愛用しています!
● 本来のメッチャ長時間 煮込まないといけないレシピと比較して、ヨーグルト菌と 味噌の菌
のW菌を活用することで短時間で肉が柔くなります。
● ミリンの効果で肉の臭みを消します
● 料理酒の代わりにミリンを使うことで料亭のような良い感じのテリが簡単に出ます
(ちなみに、ミリンだけ最後に投入するのは漬け込み時に入れてしまうとヨーグルト菌と味噌の菌が
殺菌されてしまって効果が激減する為です)
● パインor玉ねぎの酵素の力でさらに肉を柔らかく
● ブロック肉にフォークで穴あけ処理したことで 余分な油の抜けが良くなり、さらに漬け込み効果が
短時間で効果てき面! 味のしみ込みも最高♪
● ラストに油・アクとりをまとめることで 前処理の湯引きのメンドウをカット
● 鍋を使わず炊飯器にお任せすることで煮込み工程が簡単!
● カツオ・コンブ・シイタケの合わせダシは絶品!
うまみ相乗効果30倍で味にとんでもない深みが出て料亭を超える味わいに!
● 初めにほんの表面だけ全面焼き色を付けたことで、香ばしさと旨味閉じ込め効果☆
● 炊飯器なので完成後の煮込みも高温保温モードで簡単、しかもよく染みこむ!
とろける肉質、合わせダシの深い旨味、閉じ込められたジューシーさ、油分サッパリ、コク、テリ、香ばしさ、
文句のない仕上がり!! ↓
ラフテー活用法
その1,出来上がった際にタレがだいぶ多く余ると思いますがコレがまた使える!
100cc位づつラップで小分けして冷凍しておきます。
そして丼ものが食べたい日にご飯の上にレンチンで温めたこのタレをぶっかけ、ネギを
ちらせば超・コクがあって旨味たっぷりの豚丼風ネギめしが完成! 時短で安くて 超うまい!
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その2,余ったラフテーは小分け冷凍しておき、ピザを作る際に解凍し、はさみで1cm角位に切って
ピザの具材とすると超ウマですのでお勧めです♪ ちなみにお好みで後からマヨネーズをかけると
味変して2種類の美味しさを味わえます(^^♪
以前紹介した天然酵母冷凍ピザ生地との親和性は神レベル!
こだま酵母との相性良すぎて昇天('Д')
ぜひ合わせて使ってみて下さい。 いつでも簡単に手作り天然酵母ラフテーピザ(≧▽≦)!
おまけ
激ウマついでに簡単とりソボロのレシピも☆
こちらも旨味、味の深さ、簡単調理 と3拍子揃った感動料理です!
材料
(肉100gあたりで表示 → 作りたい分量で調整してください)
● 鳥ひき肉 100g
● カツオ・コンブの合わせダシ 1.7g
● 濃口醤油(甘口) 27g
● ミリン 27g
● テンサイ糖(砂糖でもOK) 9.2g
● ショウガチューブ 2cm
● 有ればカツオ節 小袋を1つ(なくてもOK)
使う道具
● フライパン(鍋でもOK)
● 耐熱性のゴムベラ(混ぜたり移し替えに使える道具なら他の器具で代用してもOK)
【調理方法】
1,フライパンに全材料投入して中火で焦げないように混ぜながら加熱 → 全体によく火が通ったら完成
(フタを開けて余分な水分を飛ばしつつ、冷まして さめてきたら保存容器に移して冷蔵庫で保管 → 多めに作って
ラップで小分け冷凍すればいつでも解凍して激ウマ ソボロ飯が食べられます)
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ミリンの臭みとり効果とテリ、ショウガの風味、合わせダシの深い旨味・・・
飯テロ絶品です(≧▽≦)!!