今回は犬の療養食で有名なメーカーさん 「ヒルズ」と「ロイヤルカナン」
の 消化器ケア療養食を食べ比べしていこうかと思います。
というのも、我が家の愛犬「プリンさん」が最近あまり元気がなく、下痢・嘔吐を
することがあったので 血液検査を受けたところ、「蛋白漏出性腸症の疑いあり」
と出てしまったのです((+_+))
血液検査の結果表 ↓
以前からアルブミンが2.0以下になると危ないと聞かされていたのですが、
とうとう1.7まで低下してしまいました・・(↑黄色が検査結果)(↑ピンクが基準値)
尿の検査をしてみると・・・ ↓
たんぱく質のマーカーが 正常値の黄色っぽい色からだいぶ離れて
濃ゆい緑になってしまいました(;・∀・)
明らかにたんぱく質が流出しているようです・・
しばらく療養食を食べて様子を見ることになりました。
獣医さんに勧められたのはロイヤルカナンの「消化器サポート低脂肪」か
ヒルズの「消化器ケア I/d ローファット」。
違いを聞いてみると、どちらも大きな差はないそうで しいて言えばロイヤルカナン
の方は酸化防止剤として人工添加物BHAが含まれているので そこを気にするお客さんも
いるんだとか。 発がん性が議論されたりしているようだが、添加添加量としては
ごく微量なので神経質になるほどではないとのこと・・・
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【2023追記】
最近、パッケージを改めて見ていたところ当記事執筆時点で人口保存料BHAだったところが
ミックストコフェロール、ローズマリーエキスとの表記に変わっていました!
発がん性に配慮してのことでしょうか?
いずれにせよ 神改正です♪ ありがたい(≧▽≦)!
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あとは犬によって味や香りの好き嫌いはあるかも ということでした。
それを聞いて いちお自分で両方試してみようと1か月分づつ購入してきました!
ロイヤルカナン「消化器サポート低脂肪」
まずはロイカナさんの「消化器サポート低脂肪」から試してみます♪
食いしん坊のプリンさん、エサ袋を取り出すとピッタリマークして離れません・・
餌の形状はこんな感じのごく普通のドッグフードといった感じ
香りが良すぎる(人が嗅いでも美味しそう)気がしましたが、
成分表示には香料は含まれていないようなので
おそらく素材の香りなのでしょう。
プリンさんの反応も良好です!
お味の方はどうでしょう?
すごい食いつき(;^ω^) 味も香りもプリンさんの好みに合っていたようです♪
ロイヤルカナン「消化器サポート低脂肪」 1カ月与えてみた感想としては
- 食いつき 安定して良好
- 体の調子 明らかに元気が出てきた
- 便通 下痢が少なくなってきた
- 嘔吐 なくなった
非常にいい結果になっています!
ヒルズ「消化器ケア I/d ローファット」
お次はヒルズさんの「消化器ケア I/d ローファット」を試してみます。
やはりエサ袋を取り出すとピッタリはりつくプリンさん。くいしんぼうです(;^ω^)
えさの形状はこんな感じ ↓
ロイヤルカナンの「消化器サポート低脂肪」より少し色が濃ゆい感じ。
香りは少し穀物臭が強いように感じます。
プリンさんの反応は・・・
いちお食べてくれましたが ロイヤルカナンの「消化器サポート低脂肪」
に比べるとやや食いつきが弱いように感じます。
肉類の配合割合のかんけいでしょうか? 原材料表示は配合割合の多い順で表示されて
いますが ロイヤルカナンの「消化器サポート低脂肪」の場合、原材料表示の上位3つは
- 米
- 鶏
- 七面鳥
となっています、ヒルズの「消化器ケア I/d ローファット」の場合 は
- 米
- コーンスターチ
- 小麦
となっています。
さすがに上位3品目が植物性では嗜好性が落ちるのかな?
しかし成分表示では両者ともに極端な差はないようなので 栄養的な違いは
あまりなさそうです(;^ω^)
いちお完食したプリンさん。満足はしているようです。
ヒルズ「消化器ケア I/d ローファット」 1カ月あげてみた感想としては。
- 食いつき よく食べるがロイヤルカナンと比較すると やや控えめ
- 体の調子 ロイヤルカナン同様に快調に回復
- 便通 下痢は完全になくなり快便に
- 嘔吐 ロイヤルカナン同様にナシ
体調の方は 見た感じでは健康時と変わらない状態まで回復してきました!
先にロイヤルカナンの「消化器サポート低脂肪」を1カ月あげてから 続いて
ヒルズの「消化器ケア I/d ローファット」を1か月あげるというやり方だったので、
正確な比較にはなりませんが どちらも体調改善には一役買ってくれているように
感じました。後日 実際の病状を検証するために血液検査に行ってきました。
結果の方は・・・・ ↓
療養食後の血液検査とまとめ
一番問題とされていたアルブミンの低さ。
(正常値が2.6~4のところ)以前はたったの1.7しかなかったのがなんと ↓
3.0まで回復!! ガッツリ正常範囲ど真ん中! ついでに総蛋白まで正常化♪
我が家のプリンさんにとっては この食事療法 とても合っていたようです(^^♪
蛋白漏出性腸炎は持続的な食事療法が必要とのことで、我が家の場合は
ヒルズの「消化器ケア I/d ローファット」を採用することに決まました。
理由として どちらも蛋白流出性腸炎に対しては同様に効果があるように感じましたが
唯一の違いとしてヒルズの「消化器ケア I/d ローファット」の方にはBHAが
含まれていなかったからです。BHAには賛否両論ありますが、含まれているものと
含まれていないもの選べるのであれば含まれていない方をという判断です。
(のちにロイヤルカナンも天然保存料になりました)どちらも
療養食としては 同じくらい素晴らしいフードだと思いますが あえて違いを述べるなら
- おいしさ ほんの少しロイヤルカナンが上?(好みの問題かも)
- 人工酸化防止剤 現在はどちらもナシ
- 療養効果 どちらも順調に回復傾向を示したので大差はナシ
- 香り まあまあ違う、個々の犬によって好みが分かれるかも
くらいかと感じました。あとは犬によって合うあわないもあるかもしれませんので
我が家のように 1Kg位づつ試してみて決めるのもいいかもしれません(^^♪
昨今は療養食の価格も値上がりし、お財布に厳しい環境にはなってきましたが
愛犬の笑顔にはかえられません(;^ω^)
それに 5年10年の期間でよくよく考えると 消化器系の慢性疾患でかかる莫大な
医療費&看病にともなう飼い主と愛犬の甚大な苦痛に比べれば比較にならないほど
堅実な価値ある先行投資とも考えられます(^^♪
【PS】
療養食で問題になりがちな "食いつきが悪い問題" これを解決する
裏技的な方法を考えました。 全ての犬に有用かは分かりませんが、
我が家では抜群の効果をあげている方法をご紹介します!
それは 食いつきのいいプレミアムフードをごく少量敷いた上に療養食を盛る
という方法。 下の方から芳しい香りがするので療養食ごとペロッといってしまいます(≧▽≦)
しかも オヤツやふりかけと違って総合栄養食なので栄養バランスを全く崩さない!
我が家で重宝しているのは
世界トップクラスの品質・超絶嗜好性・最上位クラスにしては
リーズナブルな価格と3拍子そろった 「アカナ ワイルドコースト」 。
療養食の嗜好性UP目的以外にも 栄養バランスを崩さないで与えられる
健康的なオヤツとしても利用できるので まさに神フードです!
また見に来てね♪