当記事執筆時点で12才になった我が家の愛犬「プリンさん」。
生まれつき色素欠乏でアレルギー体質や内臓虚弱もあり、
決して長寿要素が強かったわけではありませんが、一緒に生活していく中で
なるべく "健康に楽しく長生きしてもらいたい" と
自分なりに健康情報を色々試しながら試行錯誤してきました。
自分自身の飼い犬歴40年以上の経験則からもより良いドッグライフを
心掛けてきました。
そのかいあってか、プリンさんも 無事 元気に老犬期を送ることが出来ています!
今回はこれまでのドッグライフの中で分かったこと・感じたこと・
有益な情報・アイディアなど 愛犬が楽しく長生き出来るようにするコツ を
総まとめしてみました。
幸せなドッグライフの参考にしてもらえればうれしいです(^^♪
食に関すること
■ ビジュアル的には少々アレかもしれませんが、老犬に対しては消化吸収しにくい食べ物は
自分がかみ砕いて与えるようにしています。
愛犬の健康の為にごく少量のクルミや米麹をあげています。
食物繊維やミネラル、オメガ3・腸内フローラの多様化などの観点から小さじ1杯に入る量
程度食べさせているのですが、どちらも犬の消化器官では消化しにくそうな食材です・・
そこで飼い主がかみ砕いてあげるようにしています雑食性の人間の消化酵素も加わることで
多少の消化補助にもつながるのではないかと考えています。
見た目はアレでも愛犬の健康第一です(;^ω^)
◎ 自家製べリーはgood。(マルベリー・ブラックベリー等)手軽に冷凍ブルーベリーでもOK。冷凍ブルーベリーは毎食ごとに1粒、胃腸を冷やさないようにかみ砕いて消化吸収を良くしてからあげています
◎ 時間が許すなら1日3食(老犬は消化吸収も衰えるので)夕食は早めにとることで
寝る前は胃腸が空になって内臓も休息できるのがベスト? 我が家は6時・12時・16時の3回
◎ おやつは飼い主も食べられるヒューマングレードな物の中から人間レベルでも長期的に実績のある健康食材を(注意:調味料無添加・犬も食べられるもの・用量は小さじ1~1/4程度・少量にとどめてカロリーオーバーにならないようにあげた分は主食を減らす)→ 食材一覧 : ヨーグルト・リンゴ・納豆・米麹・ノンアル無添加甘酒・サツマイモ・ブルーベリー・豆乳グルト・ラブレ・その他(詳しくは ↓ )
【40年以上犬と暮らしてきて】自分が考える高齢犬との生活アレコレ】
◎発酵食品(調味料・塩分・糖分 無し)は商品によって菌種が違ったりするので色々なメーカーさんの色々な商品を取り入れて
腸内フローラの多様化を目指す。
◎ アンチノールは高価だが値段相応に効果てき面(我が家の愛犬の場合)
オメガ3系のサプリで "アンチノール" というのがあります。 けっこう高めの
サプリメントなのですが 我が家の愛犬プリンさんな場合は効果がてき面でした!
血液中の炎症マーカー激減に加え、関節の動きの悪さや毛つや、日常の動作のキレなど
総体的に目に見えて改善!
こういうヒットサプリが出ると必ず横行するのが安価な劣化版パチモン商品・・
アンチノールの正規品に関しては動物病院などで処方してくれるところも多いので、
動物病院を通して購入するのがお勧めです♪
◎ プレミアムフードの中には免疫力向上を狙ってアガリクスを含むものもありますが、
我が家では人間用のアガリクスサプリ(中でも消化吸収に優れた水溶性の物)を
人の1/10量(1日1粒)であげています。
犬用ハーブとして使われることも多いハーブ "エキナセア" も配合されているのでダブルで
免疫力向上につながるのではないかと考えて愛用しています♪
1ビンで360粒入り(1年もつ!)なので素晴らしいコストパフォーマンスの良さです!
◎ 犬の体の70%以上は水分。代謝で頻繁に入れ替わるものでもあるので、飲み水の質は最重視
しています。(我が家では霧島のシリカ水などボトル買いの天然水をメインにあげています)
ちなみに電動でろ過するタイプの水入れは懐疑的です。3万円以上する商品の中には
質の良い物もあるようですが、安価で信頼性がうかがわしい物も見受けられます
(モーターの油分や粉じん等)。
心配な要因が多すぎるので今のところ我が家では天然水を小まめに交換してあげています(^^♪
◎ 腸内細菌系のサプリは 人間用で、長年の販売実績があり、信頼性の高い物、を
人間の 1/10 の量で使用しています。(犬用商品の中にも良い物は有るでしょうが
玉石混交で人間用ほど基準が厳格でなかったり責任感覚も甘かったりするので)
詳しくはこのページの下の方 4項目の 「愛犬の健康 関連記事」にまとめてあります!
◎ 家庭菜園で育てたホーリーバジルを少々あげる(飼い主がハーブピザを作る際に調味料のかかっていない部分
を取り分けて葉っぱ2~3枚分あげています)
色々あげてきましたがハーブ系で犬受けが良かったのはホーリーバジルでした。中でも
(カプーア→オオヤ→クリシュナ→ラマ→ヴァナ)の順で好むような気がします。
カプーアは甘いバニラ臭がいいのかな? ヴァナは苦いから嫌いなのかも(;^ω^)
住居に関すること
◎ 目が見えにくくなると夜間の移動を躊躇するようになる
(トイレなどに不安を感じるせいか 我慢してお漏らし → それを気にしてメンタルや体調が崩れた
ことがあったので廊下には常夜灯などで不安がないように)
◎ 温度・湿度を空調管理された快適な部屋と網戸全開放の外気部屋を用意し、
ペットドアなどで自由に行き来できるようにして 必ず外の空気や音を感じて外の刺激に
常時アクセスできるようにしておく。
◎ 留守番時は同じ場所に座り続けることが多いので その場所には(クッション性・通気性・床ずれ予防効果・メンテナンス性)のいいマットをしいておく(自分の座布団を高性能な物にし、これを不在時に犬の定位置に敷いてあげると飼い主の香りで落ち着くのでなおいいい) 低床で通気抜群なキャンプ座椅子 + ゲルクッション の組み合わせは最強! 軽くて移動・収納も簡単で
通気性・床ずれ予防にも。
◎ 一緒に寝る場合は人用の介護用防水シーツを通常シーツ(厚手)のしたに 敷いて使うと
お漏らし時にマットレスに匂い移りせず、後処理も簡単なのでおススメ
◎ 部屋の愛犬が立ち入るエリアは全床、厚手のクッションフロア化すると掃除がしやすくて便利(水拭きもできる)
◎ 部屋の香り・虫よけ は化学合成ではなく天然・無添加精油で(我が家はヒバオイル+ヒノキオイルを使用)
◎高齢になると散歩での運動より 日頃、部屋の中を自由に歩き回ることが良い運動になっていることが多いので
なるべく部屋の物を少なくして段差も減らし 広く歩き回れる環境を作ってあげる(散歩に関しては歩きたがらない時は
無理強いせずに抱っこしてお散歩しても 気分転換にはなるのでOK)
◎ 日向ぼっこできる場所を用意しておく(諸説はあるようですがビタミンD3合成・良質な睡眠につながる・悪い細菌の殺菌など色々な効果が言われているようです)
◎ 酢系の物は異常なほど嫌がるので配慮する → 酢系の香りは犬によっては気が狂うほど嫌がる場合が有ります。
わが家ではプリンさんが酢の香りを異常なほど嫌がるので、
酢の物などは なるべく愛犬が別の部屋で遊んでいる時に換気をしながら食べるようにしています。
◎ 可能であれば愛犬の行動をじっくり観察して彼らの目線で生活用具をセッティングする ↓
例えば初めに何か所かに水皿を置いてみて 頻繁に使っている場所に水飲み場をセッティングするなど。
人には分かりませんが何故か犬たちが好む寝場所・エサ場所などがあります。
もしも飼い主の生活動線で邪魔にならないのであれば彼ら自ら選んだ場所を設定してあげると
より落ち着いてくれるように感じます。
40年以上愛犬たちと生活してきて 彼らのしっくりくるべスポジに生活用具を設置してあげると
ストレスが減るせいか 問題行動が激減する気がします。
(飼い主が不都合を強く感じるほどチグハグな配置にしてしまうと逆に飼い主のストレスを愛犬が
察知して情緒不安になってしまうので犬・人共に快適なバランスは大切に!)
◎ べき思考にとらわれない → 例えば必ず "犬は犬用ベッドで寝るべき" など。
我が家では基本は自分のマットレスで一緒に寝ていますが 夜に
愛犬がはしゃいだ時などは暑いのか、メッシュチェアーの方で横になることがあります。
そんな時はそのまま寝かしてあげます。
犬には犬の事情があるでしょうから、なんとなく状況を察した時は配慮するようにしています。
(ただし明らかな わがままや共同生活に支障をきたすような問題行動はやさしく教えていく
必要はあると思います)
その他
【その他に愛犬の長寿に役立ちそうな事を列挙してみました! 思い当たったつど追記していきます。
そうとうに 情報量が多くなるので暇々で参考にしていただければ】
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◎ 年を取って耳が遠くなってくると 突然の接触に想像以上にビックリすることがあるので 愛犬が気ずいてから触るようにする
◎ スキンシップの際にちょくちょくマッサージしてあげる(細かい手法はこだわらず優しめに全身マッサージ)でしこり、ケガなどの異常が発見できることも ストレス減少・リンパの流れ促進・血行促進等の効果があるのだとか。
◎足が弱って歩き散歩を嫌がるなら無理強いせずにリュック型キャリーで背負ってさんぽ (老犬の散歩は運動効果よりも
外界の刺激でリフレッシュする効能の方が大きいような気がします)景色を楽しませて気分転換的をする意味で 自転車 + ドッグトレーラー でサイクリングをするのもいいかも♪
長距離ならpas with spのようなアシスト力の強い電動自転車+ドッグトレーラーで流しつつ
途中、歩きやすそうなポイントポイントでチョイチョイ降車して リードお散歩するが最高!
(PS, 最近PASワゴンに愛犬プリンさんと試乗してきたのですが、小型犬サイズなら余裕で入るリアバスケット。中型犬ならピッタシ収まるくらい。 3輪は止まりそうなくらい低速で走行してもグラつかないので 超スローペースでアシスト最強にすれば激坂も余裕!速度は超遅いですが、高齢の愛犬と気分転換的な意味で田舎道をゆっくり散策するには最高の乗り物かもしれないと感じました(^^♪)
◎ お留守番をさせる家が多い昨今の飼い犬事情において多頭飼いで留守中に犬たち同士で
楽しませたいと考えている方も多いと聞きます。
多頭飼いは性格が合えば精神面・運動面での相乗効果抜群ですが、性格が合わないと
迎え入れた後からではどうすることもできない状態になってしまうので事前に何度か
ブリーダーさんのもとへ訪問して先住犬と子犬の顔合わせができれば理想です。
◎ 田舎や河川敷のお散歩時は拾い食い(防虫剤が落ちてる)・除草剤付着(葉っぱが道沿いだけしなっていたり・テかっている)に細心の注意を
◎ 世間体より愛犬の健康を最重視するなら、お風呂は月1のシャンプーのみ
(我が家ではハッピーピーターシャンプーを愛用)耳ケア・ツメ・毛玉ケア・も月1回
(1回1回が けっこうなストレスになっているように思える為)
どうしてもコンディショナーを使いたいなら ハッピーピーターリンスがおすすめ
◎ なるべく服は着せない(部屋の空調で温度管理)
◎ お散歩コースは自然を感じられるコースを3つほど持っておき、ローテーションで飽きないように。
お散歩には運動以外にも気分転換・ストレス解消など色々なメリットがあります。
いくつかのコースをローテーションすることで精神的にも愛犬の満足度が爆上がりします(≧▽≦)
◎ アスファルトの温度には注意して朝夕の歩きやすい時間帯に。
小型犬は特に胴体が地面に近いのですぐに熱中症になります。
わが家のプリンさんも熱中症になったことがあります。 その日は日が落ちてからの散歩でしたが、
気温が高かったこと・湿度が高かったこと・アスファルトの蓄熱で地面に熱が残っていたこと
少し遠出をしたこと が原因では? と考えられます。
歩き出す前にアスファルトを触ってみて熱すぎないか確認してから出発するのが安心です(^^♪
◎ 愛犬と共に自然散策と読書 → 図書館で借りた本とアウトドアチェアーなどを持って
緑のの多い場所へ出かけ、愛犬と一緒に読書を楽しむというのも とても豊かな時間を過ごすことが出来ます♪
自分もその日の気分で海岸沿いの緑地や芝生公園へよく出かけています(≧▽≦)
さらに犬に関する本で愛犬の為になる知識をアップグレードさせれば一石二鳥!
ちなみにお勧めの本はシザーミランさんの「犬と幸せに暮らす方法55」です。
◎ 過剰に興奮させるようなシチュレーションは作らずに 穏やかで楽しい生活が理想 ↓
わが家の経験としては飼い主が帰宅した時に一緒になってはしゃぎすぎて脱臼、岩場のある海で飛び跳ねた結果骨折、
などがあります。 テンション上がった時もいったん落ち着いて むしろ穏やかで優しい時間を
共有するような過ごし方が幸せなドッグライフにつながるかと感じています(´▽`)
◎世界の長寿犬を見てもわかるように多様な生物との接点を大事にする(我が家ではヨウム・錦鯉などと共同生活)
無理な場合は網戸越しに小鳥や虫のさえずりを聞くなどでもいいかもしれません。
◎ 規則正しい生活 我が家では10時半に寝て6時に起きる(カーテンは全開にして寝て
朝日と小鳥のさえずりで起きる生活)
◎ 体調がすぐれない月などはムリにお風呂に入れず負担の少ない方法で清潔さを保つ ↓
我が家では愛犬の体調がすぐれない時は、よく絞ったタオルで拭いてあげたあとに
EM菌入りのブラッシングスプレーを使いながらブラッシングするようにしています。
EM菌の働きのおかげかは分かりませんが匂いも減少し、痒みも軽減 サラサラになります。
なにより天然成分なのでアレルギーが出ないのが助かります。
◎ 飼い主自身のメンタルケアも超大事 → 犬は飼い主の心情をとても敏感に察知する生き物です。
飼い主がネガティブな気分でいると 明らかにソワソワし始めます
(おそらく相当にストレスを受けていると思います)なので 愛犬と共にいる時は特に
メンタルを安定させるように気を付けています。
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■愛犬の命綱・超重要アイテム リードについて■
◎40年以上の経験上 おすすめのリードは → (1mほどのショートリード・伸縮しないタイプ・
幅はかなり広め・色は蛍光系のオレンジ色・全体に反射材付き・丈夫なナイロン製)
・ショートの理由 → 危険物を食べそうな時や、急な制動時に飼い主の指示がリニアに伝えやすく安心。
・伸縮しない方が良い理由 → 上記と同様に危険を緊急回避する際に紐がビヨ~ンと伸びたのでは本末転倒
(実際に聞いた話で散歩中に狭い道で軽トラと離合する際、犬を引き寄せたが伸縮リードがビヨ~ンと伸びて
一触即発だったという話を聞いたことがあります。
・幅広を勧める理由 → 散歩中に小型犬などは車のドライバーから認識されにくいことがあります。
そんな時に 幅広のリードであれば目立つので 飼い主の手から紐を伝って
何かが動いているのが一目瞭然になります。
・蛍光系のオレンジ色を勧める理由 → 警戒色に指定されているオレンジ色は人間の目の特性上
昼間の視認性が抜群です! 加えて蛍光色系なら朝夕の薄暗い時間帯でも認識されやすくなります♪
・反射材付きを勧める理由 → 夏場は熱中症予防の観点から夕さんぽを夜散歩にしている方も多いかと感じます。
夜は反射材があるのと無いのでは天地の違いがあります! 愛犬の安全の為にも自身の安全の為にも
反射材はお勧めのパーツになります3M製などの信頼と実績のある反射材メーカーの物がお勧めです!
・丈夫なナイロン製を勧める理由 → ナイロン製は汗や雨にも強く、洗濯での汚れ落ちも良く、
色褪せも比較的穏やかです(色が落ちてくるタイミング:2~3年後は フックの経年劣化も考えて
丁度いい買い替えのタイミングでもあるので何もかもが丁度いい☆)
★ 我が家では "cocomall" さんのリードと "ユリウスK9" ハーネスの組み合わせで長年愛用しています。 信頼性・使用感・視認性 と3拍子揃った 神コラボだと感じています!! ★
愛犬の健康 関連記事
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