その他(犬) 犬関連

(裏技あり)犬との旅行、船と飛行機どっちがいい?

犬を連れて遠い場所へ旅行に行く際 車で行ける場所なら自家用車で一緒に

行くことも可能ですがどうしても船か飛行機を利用する必要が出てくることも

あるかと思います。   

そんな時 船と飛行機ではどちらの方が犬に向いているのでしょうか? 

今回は、船も飛行機も両方利用してきた自分がそれぞれのメリットデメリット

や 注意点、便利なアイテム等を紹介していこうと思います!  

乗船形式は?(キャリー?専用室?)

● 飛行機の場合

飛行機(国内線の場合)の場合は手荷物として受付で預け、貨物室に

乗せられます。 

その際 鼻の短いタイプの犬種は熱中症の恐れがある為断られる場合があります。

ケージに入れて預けるのですが ケージの規格に各航空会社で

規定があったりするので 事前に確認しておくと安心です。 

(空港で輸送用の専用ケージを借りられる場合もあります)

● 船(フェリー)の場合

フェリーの場合は主に

  • 大型手荷物のように指定の場所に置くパターン
  • ペット室に預けるパターン
  • ペット同伴可能な客室があるパターン

があります。 

ベストはペット同伴可能な客室ですが、それなりに価格も上乗せされます。

ペット室は犬の気持ちになって考えると けっこう過酷な環境のように

思えます。 

理由としては 狭い室内に色々な種類のペットが持ち込まれるので、生物の

組み合わせによっては カオス的な状況になることがあるからです( ;∀;) 

以前、「子猫」 「鳥」 「犬」の組み合わせで長時間乗船した時は 

それぞれがパニックを起こして ペット・飼い主 共にだいぶ疲弊しました・・ 

後程(裏技)の項で記述しますが意外と「大型手荷物のように指定の場所に

置くパターン」がペット・飼い主共に安心できるケースもあります。

ピノ君
同伴客室 安心♪ でも ちょっとたかい・・

食事・給水は?

● 飛行機の場合 

自分が今まで利用した国内線では飛行中に食事が必要なほど

長時間の飛行がありませんでした。 

給水機はこぼれないボトル式のものであればケージ内に

取り付けて預けられる場合もあります。  

● 船(フェリー)の場合 

長時間乗船の場合、ご飯は栄養価が高く、規定給餌量が少ない「オリジン」

さんのフードを控えめに食べさせています。 

理由としては たくさん食べさせてしまうと、ストレスの多い慣れない環境や、

揺れのある環境で排泄を我慢して苦しんでしまうことがあるので 

それを防ぐためです。

水は携帯できる水入れと500mlのペットボトル天然水を

セットで持っていくようにしています。 

フェリーの中にも水道がある場合が多いですが なんだか鉄っぽい

臭いがすることがあるので念のため自前で持っていきます(;^ω^) 

慣れない環境だと落ち着いてトイレできない・・
ピノ君

乗船中に様子を見に行ける?

● 飛行機の場合 

飛行機の場合、特別なフライト(ペット同伴OK)とかでないかぎりは 

基本 フライト中の様子見は不可能な場合がほとんどです。 

● 船(フェリー)の場合 

自分が今まで利用したフェリーはどれも乗船中の様子見は常にOKでした。

ペット室の場合も荷物置き場に置く場合もどちらもOKでした。  

ペット室の場合は 2重防音扉の中に狭い棚が並んでいて、そこにケージを置く

場合が多く 色々な生き物の飼い主が出入りするので、愛犬の性格によっては

非常に過酷な環境になる場合も多いように感じました。 

こんな感じでスノコ状の棚にちょこんと乗せます ↓ 

ペット室にて 愛犬「ピノ君」

以前、長時間の船旅でペット室に乗せた際、入室時は天井灯が付いていたのですが 

様子見に来た時 他のお客さんが全消灯してしまっていて、真っ暗闇の中 

我が家の愛犬は閉鎖空間におびえて「ピーピー」鳴いていました(;´Д`) 

その時の写真です ↓ (必死に恐怖を訴えかけるピノ君の図)

ペット室でおびえていた 愛犬「ピノ君」

ドアを開け 電気をつけてケージから出すと猛ダッシュで駆け寄って来ました 

プルプル震えていました・・ 

それ以来 ペット室に預けなければならない時は船員の方に交渉して 

自分もいっしょにペット室に泊まるようにしています。 

まっくら こわい・・
ピノ君

船と飛行機メリット・デメリット

● 飛行機の場合 

【メリット】

1,まず 何といっても直行で行けることです。 

北海道→沖縄とかになってくるとバスや列車やフェリーを乗り継いで

行くと移動だけで犬も人も一苦労です(;^ω^) 

2,それから時間が圧倒的に早いこともメリットです。

3,あと 人(犬)によっては、船酔いしないこと等でしょうか

【デメリット】

1,気圧の変化に弱い場合(耳鳴り等)は注意

2,ペット積載スペースの空調も良く管理されているようですが気温変化が気になる。

3,犬種によっては搭乗できない場合がある。 

4,予防接種が必要

5,移動中に様子を見に行くことができない

といったところです。

● 船(フェリー)の場合 

【メリット】

1,船旅好きな犬・人にはたまらない(船によっては乗船中、犬を抱っこしてデッキに出ることができるケースもありました)

2,航行中、いつでも会いに行ける

3,同伴OKの客室なら自宅のように一緒に過ごせる(料金は相応にかかります)

4,飛行機よりも規制(ケージ・予防接種・犬種等)がゆるめ

【デメリット】

1,ペット同伴客室以外の場合、だれでもアクセスできる状態の場合も多く 

飼い主がいない間にいたずらをされてしまう危険性がある

2、船酔い持ちの人(犬)にはつらい 犬の船酔いも色々症状がありますが

自分の実感としては「あくびが異常に多くなる」「よだれが異常におおい」が

一番頻よく起こる症状のように感じます。 

対処法は色々試してきましたが 愛犬を抱っこして、船のなるべく進行方向先頭の

方へ行き、なでなでしながら外の風をあびるのが一番効果的だったように思います。

プリンさん
波がおっきめな時は けっこうきついです('ω')

3,飛行機と比べると 航行時間が超・長い

(裏技)分離不安症が強い犬には

分離不安の強い犬や愛犬を安心させたい方に向けて 自分が使っている裏技として 

まず、事前に用意する物としてなるべく長時間リラックスできて 

足腰が痛くならないキャンプ用のチェアーを用意します。 

長時間乗船の場合は睡眠できる位リクライニングできるものがいいです。 

そして、移動手段はフェリー(できればペット室が無く、大型手荷物のように指定の場所に置く船)

を選択します。 

あとは乗船案内員の方に「うちの犬が他のお客さんに吠えてしまう恐れが

あるので付き添っていてもいいですか?」と確認・許可をいただいてから 

愛犬の横に付き添って航行します(´▽`) 

実際の長時間船旅の様子 ↓ 

一緒に船旅♪

冬場は客室内と違って隙間風が寒かったりするので十分な防寒着とケージにかける

ひざ掛け等を用意しましょう♪ 

これなら ずっと一緒なので犬も人も安心です。 

唯一の欠点としては、他人の目線が気になる方には向いていない

方法かもしれません。 

プリンさん
ずっと いっしょ~♪

役に立ったアイテム

1,まず上記の裏技でも登場したキャンプ用チェアーは船旅のたびに

大活躍しているマストアイテムです。 

船によってコールマンやヘリノックスなど使い分けていますが、 

座り心地で言うとヘリノックスが非常におすすめです! 

自分は多方面でも使える 座面が回転するタイプの「ヘリノックス 

スウィベルチェア」を使っていますが ↓

ヘリノックス スウィベルチェア

スウィベルチェアは やや前傾ポジションなのではっきり言って疲れます(;^ω^)

リラックス度で言うと「ヘリノックス プライアチェア」のほうが

いいかもしれません(^^♪ 

ひじ掛け付きで頭までサポートするハイバック! ローチェアなので足を

投げ出して眠れそうです ↓

2,そして ひざ掛けとしてもケージに掛ける防寒用としても大いに

役立つマイクロファイバーひざ掛け「モフワ」! 

軽くて圧縮できて邪魔にならず しかも暖かくて肌触り抜群! 

首元に挟んで枕にしたり、港や空港での待ち時間にケージにかけて愛犬の

ストレス軽減用としても役立ちます。 

 色々使える旅の万能ツールです♪ 

3,以前別の記事「背負子の意外な使い方」でも紹介した「背負子」は

旅で非常に重宝しています。 

リュック型のキャリーも売っていますが、飛行機に乗せられないケースも

多く 搭乗規制をクリアできるゴツイケージを持ち歩くには背負子にセットして

背負うのが格段に楽ちんです! ついでに自分の荷物も背負子に

連結(上記裏技の項の写真参照)すれば両手フリーで自由度が増します♪ 

結論

結論として 何度も何度も乗り継ぎが必要な場合や時間的余裕のない時、

◎ 船酔い持ちの場合などは少々割高にはなりますが飛行機で。 

◎ たっぷり時間が取れて船旅も平気、犬種の関係上飛行機に搭乗できない時、

航行中も愛犬の様子を見に行きたい場合などは船。 

というのが自分なりの答えです。 

あと、ついでに付け加えるとフェリーでの長旅は移動中も愛犬といっしょに 

のんびり景色を楽しめるというメリットも大きいと個人的には考えています。 

船によっては愛犬を抱っこしてデッキに出られる場合もあるので船酔いに

強い人(犬)であれば移動時間そのものも大いに楽しめるのでないでしょうか(^^♪

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