皆さんはペットと聞いてどんな動物を思い浮かべますか?
犬や猫を思い浮かべる人も多いと思いますが、鳥も負けず劣らず魅力的な生き物です。
自分は幼いころから犬・猫・鳥・魚・亀など いろいろな動物に囲まれて
生活してきました。 今回はその中から鳥に焦点を合わせ 思い出深かった鳥たちとの
暮らしや、実際に生活してみて感じたこと注意点などを鳥種ごとに振り返っていこうかと
思います♪
1,文鳥
まずは文鳥について 自分が初めて自身のペットとして飼い始めたのが文鳥でした。
自分が中学生だった当時、我が家ではペットごとに専属で世話をする人が決まっていて
イヌネコは祖父母、魚は父が世話をしていました。
「自分も何かペットの世話がしたい!」と1年間懇願し続けた結果 ようやく願いかなって
迎え入れたのが文鳥でした(^^♪ ↓
文鳥は小鳥の中でも特に人によく懐く鳥種です。
我が家の「ピーちゃん」も とにかく人間が大好きで夕食後にかごから出してあげると
家族の肩から肩へと飛び移って瞬く間に家族の間でも人気者になりました(^^♪
警戒心が薄いのか 手で撫でても嫌がる様子はなく、それどころか目を細めてうたた寝を
始める始末・・・(;^ω^)
少し気が強いところもありますが、あれだけ小さな体でしっかり自己主張するところが
かえって可愛かったりします♪
他の小鳥と比べても文鳥は 圧倒的に人のそばにいることを好みます。
我が家のピーちゃんの場合は かごから出している間 人間以外の場所にとまることは
ほとんどありませんでした。
たまに机の上に降り立ったスキに人が移動しようとすれば即・反応してくっついてきます。
家の中に放っている時はず~と一緒です(´▽`)
発情期に入るとピョンピョンはねながら独特なフレーズの歌を歌い始めます!
これがまた すごくかわいい! 懐きやすさで言えば小鳥の中ではNo,1だと思います。
飼育費も極端にこだわるのでなければ激安です。
たしか年間1000円くらいでした(毎日のフード代のみで)。
あとは自分たちが野菜を料理するときに一部あげたり、トウモロコシや
枝豆もあげていました。
おもちゃなども買い与えるものよりも人がいっしょに遊んであげた方が喜んでくれるので、
おもちゃ代もかかりません。
声も他の鳥と比べると控え目なので 鳴き声が問題になることも比較的少ないのでは と
思います。 病気やケガも他の鳥と比べると少なかったです
(たまたまかもしれませんが・・・) 注意点としては我が家のピーちゃんの場合、
水浴びが異常なほど大好きで ケージの周りを水浸しにしてしまうので 対策として
防水シートで囲ったりしていました(;^ω^)
現在では飛び跳ね防止シールドが付いた 超便利な「バードバス」なる商品が
あるようで・・・ あの頃にあって欲しかった・・
今まで飼ってきたコンパニオンバードの中では断トツで幅広い層にお勧めできる
コンパニオンバードでした(^^)
2,セキセイインコ
次は 小鳥の中でもとてもポピュラーな「セキセイインコ」!
セキセイインコは文鳥とは全く違った個性の持ち主です。
文鳥が飼い主に静かにピッタリ寄り添うような感じなのに対して セキセイインコは
ハイテンションに飼い主と遊びまくるイメージ(≧▽≦)
我が家でも先住鳥の「ピーちゃん」が亡くなった後、セキセイインコを迎え入れた時は
この極端なテンションの違いに戸惑いました(;^ω^)
ちなみに名前は呼びなじみのある 先住鳥の名前「ピーちゃん」を引き継ぎました。
とにかくよくしゃべります。人間の言葉というよりは なんかゴニョゴニョ発声練習
みたいな感じでず~とハイテンションでしゃべりつづけていました。
しかも動作が大げさで 激しくヘッドバンキングしたり、左右にせわしなく走り回ったり、
見ているこっちも楽しくなってきそうな動き(≧▽≦)
文鳥と比較すると放鳥時は人やテーブル ソファー等 あちこち飛び回ることが多いです。
あと、文鳥が主に人と遊んでいたのに対し、セキセイインコは何でもおもちゃにすることが
多かったように感じます。
ティッシュペーパーやキーホルダー メモ帳など目に入るもの何でも
興味津々みたいです('ω')ノ
飼育費に関しては文鳥と大差はなく年間1000円ほどに抑えることもできますが、
ケージにおもちゃを入れるとかなりのハイテンションで遊びまくるのでいくつかおもちゃを
入れてあげてもいいかもしれません。
ただし 注意が必要なおもちゃもあり、例えば
- 紐がほつれやすいもの→足に絡まってケガをした
- 鏡付き→不必要に発情
- 鳥の形の物→えさの吐き戻し急増
などがあげられます。
我が家では安全な天然木を煮沸・日干しして自作おもちゃを作ってあげたりしていました。
文鳥が水浴び大好きだったのに対して セキセイインコは水を嫌っているようでした。
しかし、ある時オブジェとして置いていた砂をまき散らしながら
エキサイティングしているのを発見して驚愕( ;∀;)
どうやら水浴びより砂浴びの方がお好きなようです。
上記で紹介した「バードバス」に専用焼き砂を入れてあげると喜びそうです!
鳴き声は文鳥と比べると明らかににぎやかになります。
音量的にはお隣と密接していない一軒家なら問題ないレベルではないかと思います。
集合住宅だと住宅の規則と あとは隣人の許容レベル次第かと・・・
非常にひょうきんな性格で楽しませてくれるので一人暮らしでも家の中が
明るくなることでしょう。
遊び疲れると電池切れみたく突然しょぼんとなったりしていました( *´艸`)
3,オカメインコ
続いては「オカメインコ」です。
オカメインコはインコと付きますがオウムの仲間です。
おそらく普通の家庭で飼える飼いやすいコンパニオンバードはこの辺りが
限界かと思います。
「タイハクオウム」や「コンゴウインコ」はすさまじく声が大きいので都市部で飼うなら
防音室などが必要になるかもしれません。
依然通っていたバードショップの常連さんに太白オウムを都市ど真ん中で飼育されている方
がいましたが、自宅内に完全防音・脂粉対策空調完備のバードルームを作ると1200万円
くらいでできるそうです( ;∀;)
また、最後に述べますが静かで飼いやすいと言われる大型鳥「ヨウム」も人によっては
自分のライフスタイルをよく考えないと難しい場合が多いように感じます。
さて 「オカメインコ」についてですが 自分がオカメインコを飼い始めたのは
就職して一人暮らしを始めてからでした。
オカメインコは人に良く懐きますが同じく、よく懐く文鳥とはまた一味違って
文鳥が飼い主にべったりなのに対してオカメインコはそっと寄り添うような感じ。
セキセイインコと比べても セキセイインコがハイテンションで遊びまくるのに対して
オカメインコはゆっくりのんびりマイペースで遊びます。
キーホルダーのチェーンをカミカミしてみたり ↓
ケータイの画面拭きを誇らしげに延々と上下させてみたり
(何か意味があるのだろうか・・笑)
視力回復眼鏡のピンホールをプチプチやってみたり(;^ω^)
セキセイインコのアグレッシブな遊び方とは違って のんびりしっとり自分の世界に
浸っているような遊び方でした(^^♪
他の鳥とも喧嘩することもなくマイペース。
新しく「ヨウム」のヒナ「ポッポ」さんがやってきた時も ほぼ無反応でした(;^ω^)
ポッポさんが必死に語りかけても我が道を行く「トリタ」さん ↓
飼育費もシード(種餌)なら文鳥・セキセイインコと大きく変わることはないかと
思います。 我が家はペレットをあげていたので若干高くなっていました。
しいて言うなら初期費用は掛かります。 体が大きめで飾り羽と尾羽が長いので
小鳥用ケージではつっかえてしまいます。
465オームサイズくらいのケージがあれば満足してもらえるのではないでしょうか。
おもちゃは色々あげてみましたが、結局はお気に入りのおもちゃを2~3個ストックして
ローテーションで1つだけぶら下げてあげるのがベストでした!
我が家の「トリタ」さんは ホワイトフェース パールパイド(劣性遺伝)
の為か少し病弱なところがありました。
特に「そのう炎」を何度も繰り返していました。 健康面を考えるとノーマルカラー
のほうが強い子が多いのかもしれません。
あと 飼い主への依存傾向があるようで、我が家のトリタさんの場合
自分が4mでも離れると30分間は凄まじい勢いで呼び鳴きを繰り返していました。
呼び鳴き対策など試してみたのですが、やはり人と離れると群れから孤立した心境に
なるのか呼び鳴きが収まることはありませんでした(;^ω^)
音量は他のオウム類ほどではないものの、隣近所から相談がくる程度には響いていたようで
ケージごとオウム専用 防音アクリル容器に入れて対処していました。
後ろに見える木枠の容器がオウム専用 防音アクリル容器(空調付き)です ↓
非常に魅力的な鳥種なので 大きな一軒家や、隣近所が隣接していない田舎などでは
いいコンパニオンバードになってくれることでしょう(^^♪
注意、(激しく鳴かれるのが苦手な方には絶対にお勧めしません。
youtubeで「オカメインコ 呼び鳴き」などで検索して 音量上げて視聴してから
考えることを強くお勧めします。 )
番外編(ヨウム)
最近は以前よりずっと認知度が上がってきたコンパニオンバード「ヨウム」。
よく言われているのが丈夫で飼いやすく おとなしくてよく懐く、
しかも鳴き声が小さくて なんといっても知能が5歳児並
(そこらの小さい子供に匹敵!?) 等、一見いいことづくめのように
書かれがちで、実際に飼ってらっしゃる方のブログでもいい点ばかりが
プッシュされているので 誰でも簡単に飼育できそうですが、実際に飼っている
我が家の「ポッポ」さんの場合。↓
- 丈夫→確かに今まで15年間 大きなケガ・病気はない
- おとなしい→5歳児と同じで気分によっておとなしかったりハイテンションだったり
- よく懐く→よく懐くが いじけたりするとしばらくへそを曲げることもある
- 声が小さい→人と同じで気分次第で大きかったり小さかったり
- 知能が高い→その通りだが、メリット・デメリットあり
と 実際飼ってみるのとイメージとはだいぶ違います。
鳥を飼う感覚で飼うのはやめた方がいいかと思います。 小さな子供と
大型鳥の中間みたいな感じというか・・・
(新しい遊びなのか・・・ボトルの水をストローで吸いつつ床にひっくり返ってシッポを
にぎにぎ(;^ω^) 背中でクネクネしながら器用に移動します・・) ↓
特によくメリットとして語られがちな知能の高さですが、これがデメリットになることも
多いです 簡単な扉ロックなどは人が開ける方法を見て覚え、すぐに開錠しますし
飼い主がかまってくれないと電話の呼び出し音そっくりに鳴いて呼び出したり。
配送屋の声で「お荷物お届けにまいりました」と叫んで玄関まで呼び出したりと
あの手この手を考え付きます(;^ω^)
1日中かまってあげれないといじけてしまうので、毎日 半日くらいはかまってあげられる
ほうがいいかと思います。
魅力無限大の鳥種ですので 飼う前にいい点、悪い点しっかり理解して50年以上
しっかり面倒を見れる場合は最高のコンパニオンバードになってくれることかと思います。
ちなみに年間の飼育費は我が家の場合20000円(月2千円)
ほどですが、新鮮なトロピカルフルーツやナッツ・野菜などを毎日自宅で収穫できる
場合なので一般的には毎年7~8万円くらい? 生涯で400~500万円くらい
比較的高額になりがちな医療費を含めると1000万円程度見ておくと安心かと思います。
まとめ
以上 「鳥と暮らして30年以上 今まで共に過ごした最高の愛鳥たち」でした。
いかがだったでしょうか?
どの子もとても思いで深く、心癒される最高の相棒でした(ヨウムのポッポは今現在も)。
一言にコンパニオンバードと言っても種類によって天と地ほどに違う生態を
持っています。
もしもこれから自宅にコンパニオンバードをお迎えしたいのであればペットショップでの
簡単な説明や印象だけで選ぶのではなくぜひ自身でググって生態の詳細まで調べてから
自身のライフバランスに合った最高の相棒を選択することを強くお勧めします。