最近、プロ野球選手 大谷 翔平さんの飼っている犬が話題に上がったことで
同じ犬種を飼いたいと思う人が増えているようですが、
あの犬種(コーイケルホンディエ)は 特殊な鳥猟犬。
たしかシッポをユラユラさせておとりのようにして
水鳥をおびき寄せるフラッシングドック系の猟犬と聞いたことがあります。
犬マニアの自分も色々調べてはいるのですが
犬初心者がトイグループ(トイプー:マルチーズなど)
の犬のような感覚で飼い始めるような犬種ではないような気がしています(;^ω^)
そこで今回は見た目がコーイケルホンディエに似ているけど
比較すると飼いやすそうな犬種を独断と偏見で選んでみました!
個人的感想ですので賛否は有るでしょうが
自称 犬マニアの雑記として楽しんでもらえれば♪
目次
- シェットランド・シープドッグ
- ウェルッシュコーギーペンブローグ
- パピヨン
- おまけ
シェットランド・シープドッグ
初めに紹介するのはシェルティの愛称で親しまれている
シェットランドシープドッグです!
・ 基本色のセーブル&ホワイトは色合いがコーイケルホンディエに似ています。
・ シェルティは牧羊犬なので運動量は多めですが、
気質が若干コイケルとは違っています。
・ コイケルがいつも陽気で元気いっぱいなのに対して
シェルティはスイッチがOFFの時は静かに飼い主に
寄り添っている印象があります。(ただし チャリ・バイクなど
動くものへの執着は強いようでメッチャ追いかける傾向が
あるのでお散歩時は気を付ける必要あるかも)
・ コイケルに比べるとブリーダーさんも多めなので
比較検討もしやすく、価格も高騰していません。
(ちなみにコイケルは2024年現在
大谷選手効果で急騰しているようです)
・ 日本国内にも同犬種 飼い主同士のコミュニティが
いくつか存在しているようです。
(先輩飼い主から有益な情報も得られそうです)
・ シェルティは大きさは小柄な子なら12kgくらいです。
(同一犬種内で重量幅がだいぶ大きい特徴があるので
小柄な血統かどうかはブリーダーさんに要確認)
・ 寿命は日本のサイトでは12年程度とありますが、
よく調べると海外では20年以上生きたとの記事も
見られ個体差がだいぶあるように思えます。
(おそらく日本ではレアカラーのシェルティが高くで
売れることから遺伝的に無理のある繁殖が繰り返された結果、
平均寿命を縮める結果につながっているのではないかと
推測しています。海外では16歳以上も見うけられるため、
遺伝病検査を徹底しているブリーダーさんから
基本色(セーブル系)の子を迎えれば16歳くらいまで
生きるポテンシャルは秘めているような気がします。)
・ 頭脳も明晰で 現在の頭脳No1犬種ボーダーコリーが
誕生するまでは世界一の座についていたようです。
(5分12秒あたりを参照) ↓
・ 何といっても優しさがチャームポイントの犬種で古くから
人に寄り添って牧羊をしていた犬種なので
牧羊犬らしい相棒感がたまりません。
(個人的にはウサギさんのようなピョンピョンした走り方が萌える)
・ 性格が現れたような優しいタレ目の子が多い印象ですが、
目の雰囲気は子犬の頃の感じがづっと残るパターンが
多いようなのでタレ目希望なら仔犬期からタレ目傾向の
子をお迎えすると良いかもしれません。
・ ラフコリーの血も入っているのでタテガミがフサフサで立派。
(タテガミはオスの方がボリュームがあるようです。
メスは長寿傾向が強いように感じます)
・ 諸説ありますが毛色はマール遺伝子の混じらない
子犬や親・先祖犬 共にセーブルやトライが無難かと思います。
(真ん中がマール系 両サイドが基本色のセーブル系 ↓ )
・ 親犬は片方だけではなく父母ともに
遺伝検査クリアが望ましいと思います。
【両親ともに以下の遺伝病オールクリアならひとまず安心かも ↓ 】
1,CEA (コリーアイ)
2, PRA(進行性網膜萎縮症)
3,DM(変性性脊髄症)
4,MDR1(多剤耐性遺伝子)
5, vWD3(フォンウィルブランド病Ⅲ)
・ ちなみにコリー系の遺伝子が濃い為、イベルメクチン薬剤に
耐性のない場合が多いので、フィラリアの駆虫薬はイベルメクチン系薬剤
ではなくモキシデクチン系が良いかと思われます。
・ あと個人的にシェルティの良く通る声が大好き
なのですが(ヨーロッパの大自然に透き通るような良い声でなきます)
声量はでかいので住宅街で飼われる場合はしつけが大切です。
・ 余談ですが名犬ラッシーのモデルになった大型犬
"ラフコリー" に激似しています(≧▽≦)
(実際に戻し交配してラフコリーの血もけっこう入っています。
その影響でデカシェルと呼ばれる巨大化現象が起こることがあります
:先祖犬の巨大化傾向をブリーダーさんに確認すれば
その子犬の巨大化傾向を推し量ることはできるかもしれません)
・ 耳の形が特徴的で先端だけ折れ曲がったような
形が基本形とされているようですが、
ピンと立った立ち耳タイプも蒸れにくく可愛らしいと思います。
・ 好みになると思いますが折れ耳・立ち耳の
こだわりがある方は事前にブリーダーさんに
話を通しておくと耳セット(形を整える工夫)を
してくれるようです。
■ 自分なりにネット検索してみて信頼できそうな
シェルティ ブリーダーさんは
・ 「小澤 友実子ブリーダー」さん
・ 「関口 章子ブリーダー」さん
ウェルッシュコーギーペンブローグ
イギリスのロイヤルドッグ(王家の犬)こと
ウェルッシュコーギーペンブローグ!
エリザベス女王と多数のコーギーたちが
行動を共にしていたことから
"ムービングカーペット" なんてジョークで
呼ばれていたこともありました(^^)
こちらの犬種もセーブルカラーにホワイトラインが
入った基本色はコイケルに似ています♪
・ 賢さも最上位クラス(5回の指示で95%記憶)に分類されているようです。
・ シッポは子犬時に切断するパターンと残すパターンがあるようですが、
断尾習慣は牧畜犬時代の都合によるものが大きく、
家庭犬として飼育する際は 特に断尾の必要性は高くないようです
(個人的にはコーギーのフサフサしっぽ好きです)
・ 犬質のよい子を選ぶ基準は ↓
・ 両耳と鼻先の間隔が正三角形になるようなポジショニング
・多発遺伝病が両親ともにクリアであること(DM /
フォンウィルブランド病(VWD)/ 進行性網膜萎縮症PRA
/ 股関節形成不全)。
・ オスは(甘えん坊で活発・縄張り意識強め)
メスは(穏やかで落ち着いて従順・他犬トラブルなりにくい)
・ 鼻・ツメのメラニン色素量豊富(濃い黒色)であること。
・ オスメスでの対格差は他犬種と比べると少な目
・ 他の子犬と比較して骨量・肉量が豊富でむっちりしていること
・ アメリカタイプ(上品ないでたち近親交配が繰り返されたので華奢で小さめ)
・ イギリスタイプ(野性味が残っている骨格たくましく大きめ・元々の元祖コーギーはこちら)
・ 諸説あるがフラッフィー(長毛)は劣性遺伝で生まれる為、避けた方が無難かも?
・ 子犬時にタレ耳の子も生後3か月あたりで立ってくる場合が多め(垂れていても
可聴周波数は変わらない。蒸れのリスクは高まる)
・ 小型で似ているレア犬にランカシャヒーラーという犬種もいる(5kg程度
なのでコーギーを1/2にして柴犬テイストを加えたようなフォルム)
・ 逆に大きめで似ている犬種にウェルッシュコーギー "カーディガン" というのもいる。
(コーギーをちょっと長くして体格も1.5倍くらいにした感じ17kg程度)
■ 自分なりにネット検索してみて信頼できそうな
ウェルッシュコーギー ペンブローク ブリーダーさんは
・ (現在検索中です)
■ 自分なりにネット検索してみて信頼できそうな
ウェルッシュコーギー カーディガン ブリーダーさんは
・ 「須藤ひろ子ブリーダーさん」
パピヨン
最後に小型犬で似たカラーリングの犬種「パピヨン」の紹介!
コイケルとは少し雰囲気違いますが、ホワイトセーブルカラーの子は
面影を感じられます。 何といっても超小型なので室内飼いしやすいことと
トイグループなので非常に日本の飼育環境に適しているように感じます。
私自身も柴犬サイズ12kg~Mダックスサイズ5kgまで
色々育ててきましたが、サイズが変わると
だいぶ世話の大変さが変わります。
・ パピヨンは4kg程度なので体格的な負荷はだいぶ楽な部類に入ると思います。
・ コーギーはイギリス王室のロイヤルドッグでしたが、パピヨンはフランス女王
マリーアントワネットの愛犬としても有名です! 優雅な愛玩犬といった感じ。
・ 賢さランキングでも小型犬で唯一トップ10入り(第8位)!
(5回の指示で95%記憶:最上位グループ)
・ 比較的病気も少なく寿命も15歳程度と長め。
・ タレ耳と立ち耳がいますが、蝶のような優雅さを
求めるなら立ち耳タイプ(蒸れにくく耳病も少なそう)
・ 水頭症や骨折・脱臼には注意が必要。
・ 他犬種同様 レアカラーが大人気ですが、遺伝病リスク /
メラニンの少なさ / 蓄積データの少なさ等のリスクを考えると
基本カラーがいいように思えます。
・ 小ささが もてはやされる傾向にあるようですが、
骨量の少なさや 肉付きの弱さ・メラニン減少傾向など
自分のようなちょっとした犬好きが見ても分かるような
懸念点も見うけられるので 犬種標準に即した大きさで
体格の良い子犬が無難に思えます(;^ω^)
■ 自分なりにネット検索してみて信頼できそうなパピヨン ブリーダーさんは
・ 「木村 眞由美ブリーダー」さん
・ 「谷津 由樹恵ブリーダー」さん
おまけ
子犬をお迎えするにあたって気になることなど雑記してみました
・ リュック型キャリーを取り出しやすい所に常備しておくと超安心(災害
避難時などに迅速に収容して両手フリーな状態で移動できる)
・ 工夫を凝らした迷子札が超大事 → 「迷子札について」
・ 科学的根拠は皆無ですが統計では9月生まれの子犬は長寿傾向が高いようです。
(次点で4月生まれが長寿らしい)
自分が推察するに 単純に春と秋は出産シーズンで件数が多い→
頭数が多いのでその中で長寿犬も発生しやすいだけなのでは?
と思ったりもします。
・ ブリーダーさんによっては出産報告時に予約金を払って
希望名伝えておくと血統書の名を希望名にしていただける場合もある
・ 諸説あるようだが 母・父で言えば 母犬の骨格や
健康状態を受け継ぐケースが多い(母が健康長寿◎)
・ 形質は祖母・祖父を隔世遺伝する。
・ 愛犬へのお迎え時プレゼントとして → 「ソウルメイトリング」
【コイケルに関して追記】
外国サイトなどからの情報源なので信憑性はマチマチですが、
私の知っている限りで大谷選手の飼っている犬種
"コーイケルホンディエ" の情報として
・ ノバスコシア・ダックトーリング・レトリーバーと近縁の為、
性格がレトリバー系にも似ているらしい?
(レトリバー気質の中型犬みたいな感じなのかな?)
・ 賢くアクティブな中型犬(アクティブ度をやや抑えたボーダーコリーのよう)
無駄吠えは少な目、万人に愛想が良い
・ 日本での取扱件数は少なく、大谷選手効果もあいまって価格急騰中(2024年時点)
・ 以前、絶滅しかけるほど頭数が減った時期があり
少ない生き残り同士での近縁交配の影響か?
・ 遺伝病には注意が必要。 もしお迎えする際は
ブリーダーさんに検査証明書を発行できるか確認してから
(遺伝性壊死性骨髄症(HNM.ENM)と
フォンビルブラント(vWD) は証明書発行してもらうと安心。
■ 自分なりにネット検索してみて信頼できそうなコイケル ブリーダーさんは
・ 「YUSHAケンネル」さん。
また見に来てね♪