最近、庭にピザ用のハーブ花壇を作るほどピザ作りにはまっていまして、
いろいろなハーブを種から育ててみたり、他の記事でも紹介した手作り燻製機を
作ってみたり 試行錯誤していたのですが、今回は生地にもこだわってみようかと
天然酵母「白神こだま酵母」なるものを購入してみました!
ブナの原生林から生まれた神秘の酵母なんだとか・・・
自分がこの酵母を選んだ理由は「こだま酵母」の冷凍耐性にあります。
通常はピザを焼くたびに酵母の種起こしから こねる 1次発酵・2次発酵
パンチング 成形と とても手間がかかります。
この手間を消せないかと試行錯誤するなかで、1次発酵中の生地を1回分づつ
小分けして大量に冷凍保存しておけば、いつでも好きなタイミングで天然酵母
仕込みの本格ピザが食べれるんじゃないだろうか?という考えに至りました。
しかしネックになったのが普通の酵母だと冷凍時に発酵力が弱ったり、解凍して
常温発酵時に雑菌が繁殖するんじゃないかという問題・・・
そこで白羽の矢が立ったのがこの「こだま酵母」!冬は寒さが厳しい白神山地
で育った酵母は冷凍しても生存率100%らしい!!
早速ピザ8食分こねて8等分し冷凍庫で凍らせてみました。
1週間後、試しに1個を冷蔵庫へ移し次の日冷蔵庫の扉を開けると・・・
なんと1次発酵まで完了していました!フィンガーチェックもばっちりです。
想像以上のポテンシャルを秘めていました♪ ↓
香りを嗅いでみると発酵が良く進んだ証拠に芳醇な香りが☆
ここでまた新たな試みをしてみることに(^^) 2次発酵とパンチングを
飛ばして成形してみたらどうだろう? 成功すれば低温・長時間発酵の
天然酵母ピザが超簡単にいつでも食べられるようになる!!
ワクワクしつつ すぐに伸ばし棒で生地をゴロゴロして引き延ばし、具材を
盛りつけました。 ちなみに今回使った具材は ↓
アボカド(マイルド・クリーミーな食感になります)
カマンベールチーズ(ピザチーズとはまた一味違った味わい)
ピーマン(個人的に苦みのアクセントがたまらない)
ガーリック(刺激を弱めるためにレンチンしてから使います)
カレー粉(マヨピザには必須のアイテム)
生クルミ(ピザのふちの部分に置いてちょっとしたクルミパンみたく頂きます)
以前自作燻製機で追い燻製したスモーキーサラミ(これ乗せるだけでピザ全体が
燻製テイストないい香りに)ワインにものすっごく合います
●自作燻製機についてはこちらで解説しています
焦げた味が苦手なので最下層にしきます。
そしてついに焼き上がり!!
健康志向なので焦げ目は付けずに焼き上げました♪
(サラミは最下層に埋もれています・・)
味付けは最近マイブームのマヨネーズ+カレーパウダー!
気になる味の方は・・・
絶品です!外側はカリっと・内側はふわふわ!そして驚きのしっとり感( ゚Д゚)
調べてみると「こだま酵母」は過酷な低温環境に適応するため「トレハロース」を
生成するのだとか・・ この「トレハロース」実はすごい成分で、天然の甘味成分で
あると同時に保水力が半端ないという特性を持っています。
道理で砂糖少な目なのに独特の甘みと内側が凄いしっとり感 (^ω^)
今回はいろいろと冒険してレシピ改造してみましたが、失敗ナシの大成功でした!
8回分レシピは ↓
長時間発酵天然酵母ピ材料
● 強力粉 1104g
● 砂糖 58g
● 塩 5g
● こだま酵母 30g
● オリーブ油 112g
● 水(できれば天然水) 528g
1,特大サイズのボウルに材料全部入れて少しコシが出るまでこねる(5分程)
(もし大きいボウルがなければ半分量4回分で作ってもいいかもしれません)
2,8等分して冷凍庫へ
3,食べたい日の前の日に冷凍庫から冷蔵庫へ移す
4,焼き上げる1時間前に常温に出す
5,1時間後、ピザ形に伸ばして フォークで所々刺して 盛りつけて焼く 以上!
想像をはるかに凌駕するポテンシャルを秘めた酵母でした! ↓
サラ秋田白神 白神こだま酵母ドライ 200g