定番の選び方、ポイントだけでなく ペットショップではなかなか教えてもらえないような
ディープだけど超重要な子犬選びのポイントを犬種別にご紹介!
要点だけを箇条書き風にまとめてあるので、子犬探しの際に そのままチェックリスト
代わりに使ってみても良いかもしれません(^^♪
(犬情報集めが趣味の自分があちこちから集めてきた情報をまとめてあります。
ネットや犬コミュニティーからの情報ですので確度はそれなりですが、
ペットショップなどではなかなか踏み込んで伝えてくれない情報なので
それなりに参考になるのではないでしょうか)
第3弾の今回は "コーイケルホンディエ・柴犬" の2犬種
をピックアップして行きます!
コーイケルホンディエ 子犬選びの注目ポイント
【アレルギーや外耳炎も若干しんぱい】
タレ耳の特徴として外耳炎も心配なので耳の穴のチェックも忘れずに。
アレルギーも起こしやすい傾向? にあるようなので 脇や腹・肛門・口周りが
赤く炎症を起こしていないかチェック(成長の過程で発症していくケースも多いが、
子犬選びの段階でチェックしないよりは した方がいい)
【検討は かなり前々から計画した方がよい】
日本のペット界では流通が少ない犬種になるのでせめて1~2年まえから検討して
ブリーダーさんと連絡を取っておいた方がいい。
- 自分の想定飼育環境
- 予算
- 希望する性格・血統・カラー・柄・等々
事前にブリーダーさんへ伝えられる情報は共有しておく。
当日訪問で犬舎を訪れても 仔犬がいなかったり、予約で埋まっていることが多い。
【レトリバー系との共通点も多い】
ノバスコシア・ダックトーリング・レトリーバーの近縁との説もあり レトリバー系
(水鳥猟犬)としての性質 → フレンドリーさ・賢さ も見られるので、
レトリバー系を飼いたいけど大きすぎて躊躇してしまっている場合の選択としても
いいかも ↓
- レトリバー (大型犬・30kgクラス)
- コーイケル (中型犬・10kg前後)
【牧羊犬的な運動能力と従順さも魅力】
ディスクドッグでも表彰台を狙えるほど抜群の運動能力と指示に的確に従ってくれる
牧羊犬的な資質も魅力!
比較的 運動欲求が破壊衝動に直結することも少なそう(ネット上の飼い主さんの記事を色々
見てきて傾向として)
見た目が似ているボーダーコリーとの比較(あくまでネット上の情報から見た感想)
- ボーダーコリー(運動欲求激高・大きめの中型犬20kgクラス)
- コーイケル(運動欲求高い・中型犬10kg前後)
- コイケルのイメージとしてはマイルドになった小型のボーダーみたいな…
【犬種オフ会で下見】
メジャーな犬種なら そこらのドッグランで成犬になると どんな感じか下見もできるが、
ドッグランでコイケルに遭遇することはまれ。
そこで犬種別のオフ会で「コーイケルホンディエ」のオフ会を探して 実際に
飼っている方々の意見を伺ったり、成犬と触れ合ってみて考えるのもいいかも。
(犬舎訪問でも見学はできるが、家庭での生活情報はやはり実際に
飼育されている方の情報をうかがうのがより参考になる)
【外見上のメリット】
見た目での強烈な個性は少ないので雑種犬と見間違われることも多く、
このことが田舎暮らしでは最高のメリットになることも ↓
- 盗難のリスクが少ない
- 田舎では変に目を引かない方が優位に働くケースも多い
見た目の特徴は普通でも内に秘めたポテンシャルが超高い犬種だと個人的に
思います。
レア犬種と生活してみたいけど変に目を引いて予期せぬアクシデントは
勘弁という方にはうってつけの犬種かもしれません(´▽`)
【コーイケルは遺伝病が発症する率も高い傾向?】
ネット上の情報を精査すると傾向としては遺伝病が発症する率も高い
傾向がみられるように思います。
ただし、遺伝病の場合は事前の検査で予防できるので対策は可能です ↓
- 多発病種を指定して検査証明書を発行できるか確認
- 経験の長い実績あるブリーダーを選ぶ
■ ちなみに執筆時点2023年で検査で特定できる
コーイケルホンディエに多発する遺伝病(自分調べ)は
- 遺伝性壊死性骨髄症(HNM.ENM)
- フォンビルブラント(vWD)
の2種になります。
【お勧めできるコーイケルブリーダーさん】
■ YUSHAケンネルさん
上記の遺伝病 オールクリアでコーイケルの飼育経験・実績も十分なブリーダーさんだと思います(^^)
柴犬 子犬選びの注目ポイント
【毛の反発力】
柴犬の毛はほどよい反発力があるのがいいらしい。
毛並みの方向と逆なでした時にしっかり反発すること(しなっとペタンこになるようだと
密度不足や毛根が心配)
【重量感があること】
トイプーやポメラニアンなどの愛玩犬と比較して 柴犬は見かけの割に
重量感があるように思います。
特に健康な子は骨量・筋肉量も十分で 抱っこした際に他の子よりも
ずっしりとした手ごたえを感じられます。
【色素量は重要】
他の犬種にも言えることですが、柴犬界では特に色素量を重視している方が
多いように感じます。(健康状態の一つの指標にもなっているようです)
- 肉球は黒々と色素たっぷり
- 鼻も真っ黒で
- 毛色も色が濃いと◎
【性格も重要】
2011年統計 賠償責任事故最多は柴犬ということもあり、気性の見極めは大切。
あまりに激しすぎたり 噛み癖が強すぎる場合はしつけに苦労する可能性もある。
成長につれて変化する部分ももちろんあるが 重要なポイントだということは
おさえておきたい。
たとえ小さな豆しばであっても、柴犬は200種類以上いる犬種の中で最も
遺伝子が狼に近い犬種なので 生まれ持った気質の傾向はしっかり見ておきたい。
【見極めが難しい場合】
少々値は張っても実績あるブリーダーさんのもとで質の高い子犬を紹介してもらう
(健康状態・気質のいい仔犬は値段も跳ね上がるが、将来的にかかってくる
医療費や噛みつき事故賠償費用を考えると払って損はないコスト)
【柴犬に多い遺伝病】
- GM1ガングリオシドーシス・・・歩行異常、麻痺、痙攣、視覚障害など
- 緑内障・・・目が血走る、傷み、失明(柴犬の眼病は4割緑内障)
【極端なこだわりが無ければスタンダード】
最近は "豆しば" が人気ということもあり、扱っているブリーダーさんも
増えていますが けっこうグレーな実態も見受けられます。
栄養不足状態で小柄にして高価な豆しばとして販売されている業者や、
親犬の遺伝的傾向など関係なく ただその時小柄だからというだけで豆しばとして
高額値付けして売りだしたり(もちろん成育後は大きなサイズに成長します)
各種リスクを考えるとそこまで強烈なこだわりがないのならスタンダードの方が
リスクが少ないように思います。
そもそも大きさも
- 豆しば 6kg
- 柴 11kg
くらいの差です。 kgで表すと大きな差に見えますが、見た目で言えば
シェルティの大きめ・小さめくらいの差にしかなりません。
たったそれだけの差で価格も20~30万違います。
全犬種共通 注意ポイント
【1か所だけ違った毛色は注意】
1か所だけ不自然な場所に色が入っていたり、色が抜けていたりする時は
少し注意した方がいいかもしれません病気につながる可能性があるのだとか・・・
【遺伝病について】
交配に気を使っているブリーダーさんは遺伝病検査結果を開示してくれている
ところが多いです。
遺伝病は両親が遺伝病の原因遺伝子を持たない場合 理論上は
子犬も遺伝病を持っていないそうです。
遺伝病の指標は複雑で大きく分けると
- クリア・・・遺伝病因子なし!
- キャリア・・・片親から遺伝病因子を引き継いでいる
- アフェクテッド・・・両親から遺伝病因子を引き継いでいる
の3種類があり、父犬・母犬がどの遺伝病因子をどのような形で保有しているか
によって子犬の発病確率が変わってくるようです。
ゴチャゴチャと複雑なのでとりあえず自分的には
"その犬種に発症確率の高い遺伝病を両親がクリアしていれば少し安心"
といった感じでとらえています(^^♪
大切な子犬の将来や莫大な医療費にも関わってくる問題なので遠慮しないで
"遺伝子病検査結果報告書" を見せてもらいましょう(^^♪
ここで片親の報告書しか提示しなかったり、また後日と言ったり(その間に偽造)
次第にキレ気味な対応に変わったりする場合、自分は99%くらいアウトと考えています。
「遺伝病クリアです」 と言われても犬種ごとに数種類ある遺伝病の中の1種類だけ
クリアして言っている場合も多いので 上項の2犬種で例示したような
その犬種に多発する病気はおさえているか確認した方がいいでしょう。
【健康面で安全な毛色】
◎ "犬種名" + "世界一" で 画像検索 した際、ドッグショーの
犬種スタンダード受賞で最も多く表示される毛色がその犬種の最も理想的な状態に近く、
健康的(遺伝病的な観点からも)なカラーであることが多い。
◎ レアカラーは大概が遺伝病因子を保有していたり、色素欠乏ぎみだったり、
アレルギー・虚弱体質のパターンが多い。
【性質の遺伝についてのアレコレ】
あくまでもネット上の噂レベルの信ぴょう性ですが、
1,骨格・健康状態などは母犬の性質を受け継ぎやすい
2,隔世遺伝(祖母・祖父)の性質を反映する場合が多い
などの情報も見られました。
【発育過程から考えて極端に小さい時は注意】
よく売り文句で "他の子より小さくてカワイイ" などと表記されている場合は要注意。
子犬は小ささに比例して価格も高くなる傾向があるので、劣悪なブリーダー・ショップは
餌をしぼって小ささを維持しているケースがあります(;´Д`)
単純に発育不良で言語道断な悪行です。
【ペットショップへ足を運ばないこと】
ちょっとビジュアルを見てみるだけ でも あまりお勧めはしません。
理由としては
ペットショップで一目ぼれ → 衝動買い → 思ってたのと違う
のパターンがあまりに多すぎるからです。
ネット上の画像・動画・情報をじっくり精査して ある程度しぼったら
優良ブリーダーさんの犬舎を何件か回って 自分の状況としっかりすり合わせながら
専門家の方の話を参考に考えるといいと思います。
【お迎えはブリーダーさんから】
全てのパターンで言えるわけではないかもしれませんが、傾向として
町のペットショップよりは優良なブリーダーさんから直接お迎えした方が
良いことが多いようです。
理由としては
◎ ペットショップは数メートルの狭いスペースに閉じ込められて数か月お客さんに
見られ続けるというストレスフルな環境が多い為、マインド的にきつい環境。
◎ 優良ブリーダーさんのように専門知識をもって管理されていない場合がある。
(ほとんどのスタッフがバイトなんてことも・・)
◎ 中間コストが かかっていて子犬の状態に対して割高に販売されていることがある。
(超・優良ブリーダーさんよりも価格だけ見れば安いことも多々ですが、交配の安全性
超大切な初期育成の徹底など天と地ほどの差があるので そもそもの仕入れコストが安い
場合がほとんどです。 40年以上犬と共に生活している自分の経験からは
ペットショップで格安販売されている子犬を選ぶより 30~40万円高くなっても
超・優良ブリーダーさんが大切にしっかり考えてブリードされた子犬をお迎えした方が
結果的に生涯費用は何百万も安くなります!)
【良いブリーダーさんの見分け方】
◎ できれば田舎の広々した清潔な犬舎がいい
都会だとそもそものコスト(固定資産税や施設の建築費・スタッフの高時給など)がかかってくるので、
当然そのコストも販売価格に上乗せで付いてくる。
(予算に上限が無ければ都会の優良ブリーダーさんからお迎えする選択もあり)
◎ 親犬の情報(血統・遺伝病検査結果・その他の詳細)を丁寧に教えてくれること。
後ろめたい情報があるようなブリーダーの場合、すぐには答えないか話題をそらされる
エモーショナブルな表現でごまかす(かわいい・ちっちゃいサイズ・フワフワ・クリクリお目目等)
もしくは 必死にオブラートに包んだ表現を使うことが多いです。
◎ 見学前にメールや電話でやりとりして 子犬・犬舎の現在の動画・写真などを
送ってもらえるか聞いてみる。
(この時、出し渋ったり 声にすこしでも怒気を感じたなら要注意です! 劣悪なブリーダー
さんはなぜか 情報開示に対して毎度キレがちです(;^ω^)・・・)
◎ 速攻で商談を進めようとしてくる時も要注意。
そういう時はいったん離れて他のブリーダーさんも回って しっかり比較検証してみましょう。
◎ 犬舎の見学は快くOKしてくれること。 ウェブページでも分かりやすく
見学OKを打ち出していること。(その時だけメッチャとりつくろって演出して
くる場合もあるので、できれば予約なしで行っても見学できるのが理想)
◎ 小さく、かわいくて高値で売れるからと言って 生後間もない子犬を販売してくる
ところは絶対ダメ(違法です)。
◎ 動物取り扱い番号をしっかり取得していること。
◎ これは自分の経験則ですが、話していて圧を感じる・矢継ぎ早にセールストークを
たたみこんできて こちらに考えるスキを与えないようなトークを展開する販売者は 劣悪
ブリーダーである確率が超・高いので要注意です。
◎ 欠点(歯並び・ミスカラー等)も隠さずに教えてくれる。
コツとしては 扱っている子犬の中から極端に安い子を選んで理由を聞いてみると
いいです。
劣悪業者は見分けにくい欠点なら かなりの高確率で隠蔽します( ;∀;)
優良ブリーダーさんなら話しにくそうにしながらも 欠点の詳細と
飼育していく中での影響を包み隠さず開示してくれることが多いです(^^♪
◎ 一つの犬種を扱っている
例えば "純系ドイツダックスフンド専門" とか "トイプー専門" 等。
ブリーディング歴も長く、犬種の基本色(トイプーならホワイト・ブラウン・ブラック。
ダックスならレッド・ブラックタンのみ。レアカラーはナシ)だとなお良い。
◎ 各犬種ごとの基本色のみを育成している
犬の健康安全を配慮しているブリーダーさんの犬舎を見学すると
犬種本来のカラー(基本色)の子が極端に多い印象です。
(というかレアカラーはほとんど見当たりません)
アレルギーや病気発症率・虚弱体質の可能性が高いレアカラーは
珍しさを売りにして 何も知らない多くの人たちに高値で売り込めますが、
子犬の苦しい将来や あくまで可能性の話ですが、ゆくゆく莫大な医療費を
支払う可能性が高くなってしまいます(;´Д`)
ついでに【子犬選び~お迎えの記録はいい思い出!】
後から思い返していつも考えるのが子犬お迎え前(ブリーダーさん通い期間)
からお迎え初期の記録が少ないこと(;^ω^)
この期間は一番バタバタしていて記録どころではないのですが、犬っこが成長して
落ち着いてくるといつも もっと幼少期の記録を残しておけばよかった・・・
と考えます( ;∀;)
おススメとしては
- ブリーダーさんから送ってもらった犬舎内での写真・動画
- 生まれた時の写真(ブリーダーさんに頼んでもらう)
- 初対面時の写真・動画
- お迎え初日の様子
- その他、初めての記録(初さんぽ・初年越しなど)
は 後で見返してとてもいい思い出になります(≧▽≦)!!
さらに ついで【去勢手術について】
オス犬の足上げオシッコに困っている方も多いようですが、
ネットの記述に "生後6か月くらいで去勢手術をすると足上げの習慣が出にくい"
との情報が有りました。
信憑性は分かりませんが 我が家のピノ君はその方法で脚上げをせずに現在まで至っております♪
【余談】仔犬お迎え時のお決まりプレゼント
わが家では、お迎え時に最初のプレゼントとして愛犬にテルベルさんの首輪と
人間用チタンドッグタグの組み合わせをあげています。
長年この組み合わせをうちの子記念にあげていますが、数ある犬用品の中でも
最高クラスにお気に入りの用品です!
あまりにお気に入り過ぎて過去に詳細記事も執筆しています(;^ω^)
良かったらこちらも見てみて下さい ↓